鼻毛ワックスって痛いし、鼻の中が傷ついたりしないのかな…
検索ワードに「鼻毛ワックス 死亡」が出てくるけど大丈夫?
気になる鼻毛を一気に引き抜ける鼻毛ワックスが人気ですが、危険なデメリットが多くあることをご存じでしょうか?
鼻毛は顔の中で最も気になるムダ毛だし、彼女や彼氏に指摘されると顔から火が出るほど恥ずかしいですね。
しかし、体に生えている毛には全て理由があります。鼻毛にだって立派な役割がありますよ。
鼻毛ワックスに飛びつく前に、まずはこの記事を読んでデメリットをしっかりと把握してくださいね!
鼻毛ワックスの基本知識
鼻毛ワックスとはどういうものなのでしょうか。
ここでは、以下の2つについて解説します。
- 鼻毛ワックスとは
- 鼻毛ワックスの使用方法
では、順にお話ししましょう。
鼻毛ワックスとは?
鼻毛ワックスは別名をブラジリアンワックスといい、専用のワックスを塗布した棒を鼻に挿入して、鼻毛を引き抜くアイテムです。
ただし、永久脱毛ではないので2週間程度すると再び鼻毛が生えてきます。
また、手軽さの反面、脱毛時に激痛が起きるなどのデメリットもあるのです。
鼻毛ワックスの使用方法
鼻毛ワックスは以下の手順で使用します。
この一連の作業で、鼻毛がごっそり抜け落ちます。
鼻毛ワックスの7つのデメリット
ここまで、鼻毛ワックスの基本知識をお話ししました。
手軽に使えて便利な鼻毛ワックスですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、下の7つのデメリットを解説します。
- 抜くときに痛い
- 棒だけ抜ける
- 鼻血・化膿する危険性
- 鼻水が垂れる
- 感染症や花粉症を引き起こす
- ドライノーズから炎症を起こす
- しばらくするとまた生えてくる
では、一つひとつ確認しましょう。
抜くときに痛い
鼻毛ワックスの第一のデメリットは、何といってもその痛さです。
「激痛」と表現している人が多いことからも、その強い傷みが想像できるでしょう。
たとえるなら「男性の足にみっしりと生えたスネ毛にガムテープを貼り付けて、一気に剥がしたような痛み」ともいわれています。
激しい痛みが生じるのは、鼻の内側は非常に薄くデリケートな粘膜でできているからです。
ワックスが粘膜を強く引っ張るため、特に鼻毛が長くて多い場合には激しく痛むでしょう。
棒だけ抜ける
ネットでよく見かけるのが、鼻毛ワックスの「棒だけ抜ける」というデメリットです。
「思い切って棒を引き抜いたら思ったより簡単に抜けてしまって、鏡を見ると鼻の中にワックスだけが残っている」という現象ですね。
上のようなアクシデントが起きるのは、棒にワックスをつけ過ぎたことが原因です。
対処法としては「ピンセットで挟んで引き抜く」「オイルなどを塗って滑りを良くして引き抜く」などがあります。
しかし、無理をすると粘膜を傷つけてさらに困ったことになる場合もあるでしょう。
棒だけ抜けてしまうようなアクシデントが起きるのも、鼻毛ワックスの大きなデメリットだといえます。
鼻血が出る・化膿する危険性
鼻毛ワックスによって鼻血が出る、鼻腔内が化膿するなどの危険性があるのも、デメリットだといえます。
鼻の中はデリケートな粘膜で被われているため、ワックスで強く引っ張ると傷ができて鼻血が出る場合があるのです。
また、傷から細菌が入り込むと化膿して毛嚢炎などを引き起こすこともあるでしょう。
毛嚢炎とは、毛根が細菌に感染しておきるブツブツとしたできものです。
通常は清潔にしていると数日で治りますが、皮膚の弱い人だと長引いてしまい、通院が必要になるケースもあります。
特に鼻粘膜が敏感で鼻血が出やすい人や、鼻の粘膜が腫れやすい人、敏感肌の人などは、鼻毛ワックスは使わない方がよいでしょう。
鼻水が垂れる
鼻毛ワックスで鼻毛ををごっそり抜いてしまうと、鼻水が垂れやすくなるといったデメリットもあります。
なぜなら、鼻毛には鼻水が流れ出るのをせき止める役割があるからです。
特に寒い冬の時期にはただでさえ鼻水が出やすいものです。鼻毛が無いと余計に鼻水が垂れやすくなるでしょう。
また、鼻アレルギーのある人だと普段からクシャミや鼻水が多いため、鼻毛が無くなるとかなり困ったことになるかもしれません。
鼻アレルギーのある方は、鼻毛ワックスの使用は控えた方が無難だといえます。
感染症や花粉症を引き起こす
鼻毛ワックスには、感染症や花粉症を引き起こしやすくなるというデメリットもあります。
鼻毛があることで、空気中に漂う菌や各種のウィルス、花粉、ホコリなどが体内に侵入するのを防いでいるからです。
鼻毛ワックスで鼻毛を抜いてしまうと、ウィルスやホコリなどから無防備な状態になってしまうため、風邪を引きやすくなり、花粉症も発症しやすくなります。
特に既に花粉症のある方には、鼻毛ワックスの使用はおすすめできません。
ドライノーズから炎症を起こす
ドライノーズ(乾燥性鼻炎)から炎症を起こす可能性があるのも、鼻毛ワックスのデメリットだといえるでしょう。
ドライノーズとは、空気の乾燥によって鼻の粘膜が渇き「鼻がかみたくなる」「鼻血が出る」「痛みを伴う」といった症状が起きることです。
鼻の粘膜は鼻毛によって適度な潤いが保たれているため、鼻毛ワックスの使用で鼻腔内が乾燥してしまうと、ドライノーズを引き起こしやすくなります。
ドライノーズはひどくなると粘膜が切れる、炎症を起こして化膿するといった危険性もあるため、注意が必要です。
しばらくするとまた生えてくる
鼻毛ワックスに永久脱毛効果はないため、個人差がありますが2週間ほどするとまた鼻毛が生えてきます。
せっかく激しい痛みに耐えて鼻の穴をすっきりさせたのに、また生えてきていることにショックを受ける人もいるようです。
もし1回目の鼻毛脱毛によって起きた炎症が治りきっていない場合は、さらに鼻粘膜へダメージを与えることになるでしょう。
何度も鼻毛ワックスの使用を繰り返すと、粘膜の状態がどんどん悪化する可能性があります。
しばらくするとまた鼻毛が生えてくることは、鼻毛ワックスのデメリットだといえますね。
鼻毛ワックスで死亡する噂について調べてみた
「鼻毛ワックス 死亡」というキーワードでネット検索を行うと、たくさんの記事がヒットしてきます。
これは一体どういう理由からなのか、不安になりますよね。
まさか、鼻毛ワックスが原因で亡くなった人がいるのでしょうか?
そこで、以下の2つについて調べてみました。
- 検索ワードに「鼻毛ワックス 死亡」がある理由
- 鼻毛ワックスで死ぬことはない
では、順にお話ししましょう。
「鼻毛ワックス 死亡」の検索ワードがある理由
ネットを見ると「鼻毛ワックス 死亡」というワードで多くの人が検索していることがわかります。
しかし、鼻毛ワックスで亡くなった人がいるという訳ではありませんよ。
どうやら「世界仰天ニュース」というテレビ番組での放送内容が、ことの発端になったようです。
ある女性が毛抜きで鼻毛を抜こうとして、静脈が多く集まるキーゼルバッハと呼ばれる部位を傷つけてしまい、出血多量を引き起こしたという内容を放送したことがあったのです。
そのため、鼻毛ワックスで鼻毛を引き抜くと死亡リスクがあるかと心配になった人が検索したというのが真相でしょう。
鼻毛ワックスで死ぬことはない
鼻毛ワックスで死ぬことはありません。
テレビ番組で取り上げられていた女性は、毛抜きで鼻毛を抜こうとしてキーゼルバッハを傷つけてしまったことが、出血の原因です。
しかし、鼻毛ワックスで脱毛する場合はワックスを鼻毛に絡めつけて抜くため、血管を深く傷つける可能性は極めて低いといえます。
ただし、本記事で解説してきたようにリスクがゼロという訳ではありません。
皮膚の弱い方や鼻アレルギーのある方など不安な場合は、鼻毛ワックスの使用は控えた方がよいといえるでしょう。
まとめ:鼻毛ワックスにはデメリットが多いので注意が必要
ネットやドラッグストアで手軽に手に入り、誰でも簡単に鼻毛を脱毛できる鼻毛ワックスは非常に便利ですが、その分デメリットも多いといえます。
デメリットは以下の7つです。
- 脱毛時の痛みが激しい
- 棒だけ抜けることがある
- 鼻血・化膿の危険性がある
- 鼻水が垂れやすくなる
- 感染症や花粉症を起こしやすい
- ドライノーズになる危険性
- 永久脱毛ではない
皮膚の弱い方や鼻アレルギーの方は使用しない方がよいといえます。
鼻毛ワックスの使用時には、以上の点に十分気を付けるようにしましょう。