月経カップを使うのはやめた方がいいかな?
月経カップを使うのをやめた理由を知りたい
月経カップは膣に入れて経血を受け止める生理用品で、海外では50年以上使われています。
でも日本ではあまりなじみがないですよね。
そんな月経カップですが、使い方をマスターすると生理中でもプールや温泉に入れたり、スポーツを楽しむこともできます。
月経カップは便利な反面、使い方に注意が必要です。
この記事では月経カップを使うのをやめた理由、月経カップを使うのをやめた方がいい人などをまとめています。
月経カップをやめた理由7つ
- 煮沸消毒が面倒
- 装着・交換時に手が汚れる
- 取り出せなくなる
- 装着がうまくいかずに漏れる
- 外出先で外しづらい
- 出産後にサイズが合わなくなった
- トキシックショック
月経カップを使うのをやめた理由は、上記のようなものが多いです。
ここからはそれぞれのポイントについて解説していきます。
煮沸消毒が面倒
月経カップは煮沸消毒が必要です。
ナプキンやタンポンは使い終わったら捨てるだけですが、月経カップは繰り返し使うために使用後はお手入れをしないといけません。
煮沸消毒を続ける自信がない場合は、月経カップの利用を躊躇する人が多いです。
装着・交換時に手が汚れる
月経カップを装着する時は、膣に手を入れる必要があります。
生理期間中に膣に手を入れることになるので、装着するたびに手に経血がついてしまうのです。
取り出せなくなる
ときには月経カップが奥に入り込んでしまって、取り出すのに時間がかかることがあります。
うまく取れない時は、中のカップを押し出すイメージで下腹部に力を入れてください。
月経カップが取れなくなったら不安なので、紐付きのタンポンやナプキンがいいという人もいます。
装着がうまくいかずに漏れる
月経カップはうまく装着できないと隙間から経血が漏れてしまうこともあります。
カップが膣内にぴったりフィットして真空状態になっていれば漏れの心配はありません。
でもうまくフィットしない場合は、経血が漏れ出て下着や服を汚してしまうことも。
外出先で外しづらい
外出中に月経カップの交換タイミングがくることもあります。
その場合は取り出し時に経血で手が汚れるのに加え、カップに溜まった血の処理も必要です。
外出先のトイレで経血を処理するのが難しかったり、再度装着する時間を確保できないことも。
出産後にサイズが合わなくなった
出産前後では膣の大きさが変わってしまうこともあります。
以前は問題なく使えていたカップがフィットしなくなったり、ズレて経血が漏れてしまうこともあるんです。
そのため出産を機に月経カップをやめる人もいます。
トキシックショック症候群の事例
月経カップを何日も膣の中に放置した結果、トキシックショック(TSS)を起こした事例があります。
トキシックショック症候群とは黄色ブドウ球菌が産生する毒素が原因となる急性疾患で、最悪の場合は死に至ったり四肢切断につながる恐れがある病気です。
ただ、月経カップの最長装着時間をしっかり守っていればほとんど心配しなくてよいでしょう。
月経カップをやめた方がいい人
利点も多い月経カップですが、以下のような方は使用を控えた方が良いかもしれません。
- 煮沸消毒を続けられない人
- 使用前に手を清潔にできない人
- ゴムアレルギーの人
- 装着時間を確保できない人
- 性交経験がない人
ここからはそれぞれのポイントについて詳しくまとめていきます。
煮沸消毒を続けられない人
月経カップは生理のたびに煮沸消毒が必要で、それを何年も続けていく必要があります。
最初の数回はできても、途中から煮沸消毒をサボってしまいそうな人はやめた方がいいでしょう。
煮沸消毒はめんどくさくてできないという人は、使い捨てのナプキンやタンポンを使う方が安全です。
使用前に手を清潔にできない人
月経カップは手で膣内に入れるので、装着前に手を清潔にできない人には向いていません。
汚れた状態の手で膣内を触ってしまうと、きんが繁殖してしまう恐れがあるからです。
また、ネイルが長い人も膣内を傷つけたり、爪の間に汚れがついたままだったりするので、月経カップの使用は避けましょう。
ゴムアレルギーの人
月経カップは医療用シリコンでできているものが多いですが、中にはラテックス(ゴム)で作られたカップも存在します。
ゴムアレルギーの人は購入時によく確認したうえで、装着した際に違和感があればすぐに使用を中止しましょう。
装着時間を確保できない人
月経カップは手洗い→装着→手洗いなど、取り付けるまでにある程度の時間がかかります。
たとえば、幼児がいるご家庭などで数分も目を離せないという状況なら、装着する時間を取るのは難しいかもしれません。
性交経験がない人
成功経験がない女性は、膣に遺物を入れるのに慣れるまで時間がかかるかもしれません。
指などを膣に入れるのに抵抗がある場合は、無理に月経カップを使わなくてもOK。
どうしても使いたい場合は、入れやすいように潤滑剤を使うと良いでしょう。
月経カップはこんな人におすすめ
月経カップを使った方がいい人はこんな人たちです。
- 生理用品をこまめに交換できない人
- 生理用品にコストをかけたくない人
- 生理中でも温泉やプールに入りたい人
- 生理中でもスポーツに集中したい人
ここからはそれぞれのポイントについて詳しくまとめていきます。
生理用品をこまめに交換できない人
月経カップを一度装着すると、4〜12時間程度つけっぱなしでいられます。
ナプキンは2〜3時間、タンポンも最長8時間までが使用目安なので、月経カップはより長時間の装着が可能です。
なので、なんらかの事情で長時間ナプキンを交換できない人におすすめします。
コストをかけたくない人
月経カップは4,000〜6,000円ほどで販売されています。
ナプキンやタンポンが数百円で買えるのに比べると、月経カップの初期費用は高く感じるでしょう。
ですが、一度買ってしまえば10年程度使い続けられるので、同じ期間ナプキンやタンポンを買うよりも安く済みます。
生理中でも温泉やプールに入りたい人
月経カップは温泉やプールの日に生理が被ってしまったときにも使えます。
正しく装着できれば経血が膣外に出てこないので、普段通りに水中に入ることが可能です。
事前に温泉やプールに行く日に生理がかぶりそうと分かった場合は、月経カップに挑戦してみるのもいいでしょう。
生理中でもスポーツに集中したい人
月経カップは長時間経血をせき止めてくれるので、スポーツに集中したいときにも使えます。
生理中にスポーツをすると、経血がドロッと漏れたのが気になったり、ムレ感が気になったりすることも多いはず。
そんな集中の妨げになる生理中のモヤモヤも、月経カップを使えば軽減されます。
月経カップをやめた理由に関するネット上の声
まとめ
- 煮沸消毒が面倒
- 装着・交換時に手が汚れる
- 取り出せなくなる
- 装着がうまくいかずに漏れる
- 外出先で外しづらい
- 出産後にサイズが合わなくなった
- トキシックショック
- 煮沸消毒を続けられない人
- 使用前に手を清潔にできない人
- ゴムアレルギーの人
- 装着時間を確保できない人
- 性交経験がない人
- 生理用品をこまめに交換できない人
- 生理用品にコストをかけたくない人
- 生理中でも温泉やプールに入りたい人
- 生理中でもスポーツに集中したい人