温泉旅行中に急に生理になって温泉に浸かるか迷っている
温泉旅行はまだ先だけど、このままだと生理がかぶりそう
楽しみにしていた温泉旅行に生理がかぶると最悪ですよね。
生理の血を気にして温泉の湯舟に浸かるか迷う方も多いのでは?
わたしなりに調べた結果、生理中は温泉の湯舟に浸からないことをおすすめします。
この記事では、生理中に温泉に入らない方がいいと思った理由と入りたいときの対処法などについてまとめています。
温泉旅行中に急に生理になったら原則温泉には入らないのがベター
生理中に温泉の湯舟に入るかは本人の自由です。
ただ、血が出ているのを見られると他のお客さんからどう思われるかわからないので慎重になる人も多いはず。
湯船につかるか迷っている人の判断材料の1つとして読んでいただけると嬉しいです。
温泉やお風呂のお湯には雑菌がいっぱい
入浴後のお湯には、大腸菌群やブドウ球菌などさまざまな菌が存在します。
ヒトの皮膚にはもともと一定数の菌(常在菌)がいて、入浴することでそれらの菌がお風呂のお湯に移ります。菌は同じようにお湯に溶け込んだ汗や皮脂などを栄養源として増殖するため、放置された残り湯は雑菌が増殖しやすい環境といえます。
引用:医師に聞いた!お風呂のお湯に雑菌が⁉清潔を保つ秘訣とは
自分の家のお風呂と違って、温泉は不特定多数の人が入るもの。
そのため温泉には他人の持っている菌も入っていると考えてください。
もちろん生理中に入ると自分の血液で温泉のお湯も汚してしまいます。
生理中は子宮口が緩むことで雑菌が入りやすい状態になっている
普段子宮の入り口は硬く閉じていますが、生理時は中の血液を排出させるため、ここが緩んでいます。そのため外からの雑菌が子宮の中に入りやすい状態になっており、大勢の人が使用している温泉への入浴はリスクがあるといえます。
温泉やお風呂のお湯には雑菌が存在しますが、身体の表面につくだけで中には入りません。
でも生理中は子宮の入り口が緩んでいるので、お湯の中の雑菌が子宮の中に入りやすい状態になっています。
もし悪い菌が入ってしまうと大変なので生理中はできるかぎり湯船につかるのは控えた方がいいです。
お湯が汚れてしまうのはもちろん、自分の身体も汚れてしまう可能性が高いので注意。
生理中でも温泉に入りたい時の対処法
「生理中に温泉の湯舟に浸かるリスクはわかったけど、せっかくだからどうしても湯舟に入りたい」
そう思う方も一定数いると思います。
温泉の湯船に入るときに気になるのが、血が出てこないかどうか。
ここからは血を湯船に入れないための対処法をご紹介します。
月経カップ
メリット | デメリット |
---|---|
①他の人から見られる心配がない ②生理の血が外に出るのを防げる ③温泉のお湯が子宮の中に入らない ④繰り返し使えるからコスパが良い(最長10年) ⑤長時間使える | ①値段(初期費用)が他の生理グッズと比べて高い ②使った後は消毒が必要 |
月経カップとは、膣の中に入れて経血を溜める生理用シリコンカップのことです。
一度入れたら4〜12時間は経血を受け止めてくれます。
煮沸消毒をすることで何度でも繰り返し使えるのが魅力。
月経カップをうまく使えば、お湯も自分の体も汚さずに湯船に入れるかも。
ただし、日本では4,000〜6,000円程度で売られているので、他の生理用品に比べて初期費用がかかります。
タンポン
メリット | デメリット |
---|---|
①値段が安価 ②生理の血をある程度せき止められる | ①ひもが出てしまうので周りにバレる可能性あり ②綿をつたってお湯が子宮内に入る可能性あり |
タンポンとは、膣の中に入れて経血を吸収する生理用の筒状ガーゼのことです。
使用後はトイレに流せるので後片付けが楽なのが魅力。
一度の使用で8時間を超えないように注意しましょう。
湯船から出る時にヒモが見えないか気になって仕方がないかも。
価格もナプキンと同じくらいなので続けやすいです。
使い捨てビデ
メリット | デメリット |
---|---|
①膣に何も入れずに湯船に入れる | ①入浴中に生理の血が流れ出るのを防げない ②子宮にお湯が入る可能性が高い |
使い捨てビデとは、膣の中を溶液で洗浄する膣内洗浄器のことです。
生理の終わりかけや膣のムレを感じた時に使うとスッキリします。
生理の始まりや終わりかけで血が少ない時はこれでも大丈夫かも。
温泉旅行と生理がかぶりそうな時の対処法
生理の時期をずらす際には、生理を早めたい場合と遅らせたい場合で服薬する時期が異なってきます。生理を早めたい場合は、生理開始後1週間前後から、約10日間ピルを服用します。服用終了後、2〜3日すると生理が始まるため、生理を避けたい時期の前に生理を移動するようなかたちです。この方法には、低用量ピルを使用することができます。
生理を遅らせたい場合は、生理開始予定日の数日前からピルを服用し始め、遅らせたい日程の最終日まで飲み続けます。生理を避けたい時期の後に生理を移動するようなかたちです。生理を移動させることができる期間は、最長で10日間です。変更した生理日の1ヵ月後ごろには、きちんと通常の生理がきます。
生理はいつ来るかわからないので大事なスケジュールを計画するときにネックになりますよね。
「どうしても生理が被らないようにしたい」
そんなときは低用量ピルを使って生理のタイミングをずらすテクニックがあります。
まとめ:温泉旅行中に生理になった時はできるだけ湯船につからないようにするのがベター
生理中に温泉に入らない方が良い理由
- 温泉には他人の持っている菌も入っている
- 生理中は子宮の入り口が緩んでいるので、お湯の中の雑菌が子宮の中に入りやすい状態
重要
- 月経カップ
- タンポン
- 使い捨てビデ
生理日がイベントと被らないようにする方法
- 低用量ピルを服用する
- 生理日を早める場合:生理開始後1週間前後から10日間服用
- 生理日を遅くする場合:生理開始予定日の数日前からピルを服用し始め、遅らせたい日程の最終日まで服用